*ごめんあそばせ*

KOCパーシャの気紛れ日記。少しずつ過去記事を再公開中。大陸閉鎖後も暫く書きつづりま・・・す多分。

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星屑に纏わるエトセトラ-直面したら-

星屑の宴2012ネタ。
滞在記はどうしたとかアーアー聞こえない。

実際のダンスはそう何時間も踊っているわけではないと言うのに、
数日間に渡ってロールプレイをする以上、
その間にいろいろ起こったりもするのだよねっていう。

時系列は忠実ではないかも知れない。
フィナーレのダンス期間中に起こったことだけれど、都合上、時間軸はどうしてもズレている。

そしてあまり出来が良くないので期間限定かも知れない。まだ続くけど。






あまりに予想外のことを目前にすると、どうなるか。
少なくとも女の場合、今まではそんな事態に陥ったことはまず無かったと言っていい。
政務においてもプライベートでも・・・いや、まて。

「・・・あったかも知れない、わね」

ドアノブに手をかけたまま、女は目の前の光景をただ直視することしか出来なかったが。
反比例するように頭の中が色々な感情で満たされる。
生まれては処理され消えて、ひとまわり。

そうしてとりあえず。




ドアを閉めた。


「・・・ええと」

部屋を間違えたか。
なんたるドジ。疲れているのか。と、一瞬考えたが。
隣は間違いなく自分の部屋だ。
故に、ここは彼の部屋で正しい。


試しにもう1度、扉を開けてみた。

マジックなど起こるはずもない、先程と同じ光景が広がっている。
当たり前だ。
試す必要がどこにあると突っ込んで、引っ込みがつかずに1歩、足を踏み入れた。

プライバシーには多分に配慮してきたつもりだ、
そう何度も彼の部屋に我が物顔で入ったことなどないし、
ましてや不在ならば鍵が開いていようがいまいが立ち入る趣味などない。

ないけれど。


「これは一体、なに、ごと」

暫く前に見た部屋と様変わりしすぎている。
いや、細かくは憶えていないが、こう。
もっとシンプルで機能的な部屋ではなかったか、良くも悪くも男性らしい感じの。

もう1歩進んでベッドを見やって、
視界にソレを捉えた瞬間、

「・・・に、」

に。
に、に、に。


半歩後退した。

腰を抜かす前に(抜かしていない)、心のどこかで何かが折れたような音が聞こえた気がする。
勿論幻聴に違いなかったが、おそらく、たっぷり5秒間ぐらいは刻が止まった。



人形が飾ってある。

彼のベッドに人形。
彼のベッドに人形。

彼のベッドに人gy

かつてとある子が、女を模した人形(P子ドール)を彼にプレゼントしていたのは知っている。
それを大事に飾っていたのも知っている。
恥ずかしかったが、今頃元気だろうかと好ましく思っていた彼女に思い馳せる意味では
女にとっても大事なものだった。

そんな自分の人形の隣に、もう1体。うさ耳をつけた人形があった。
人形自体はとても可愛い。本当に。
しかし兎が好きと言う話を聞いたこともなければ、何といっても、


「アイドル・・・好きだった、の」

知らなかった。


知るはずがない。
知るかそんなもの。
知ったことではない。

ブロマイドやサイン色紙に囲まれながら、何を思って過ごs・・・、

思考がシャットダウンした。
これ以上考えてはいけない。
これ以上は不味いと本能的に意識が外へ向く。

努めて平静に部屋の扉をもう1度閉めてから(女の他に誰も居やしないが)
とりあえずリビングへ行って、ソファに腰かけ腕を組む。

まずい。
凄くまずい。

急速に冷めていくものを感じる。

こんな。こんな、タイミングで。

例の薔薇に鋏をいれガラスケースに保存も完了して、
手を貸してくれた子たちに励まされ、珍しく奮起し、覚悟も決め、
『彼はずっと踊れる日を待っていた』と立ち聞きして頭を抱えながらも、
漸く踏ん切りついて、フィナーレのダンスの相手を指名し終えて帰ってきたこのタイミングで。

(・・・あたしって実は凄く馬鹿だったんじゃないの)

独りよがりだったのかと力が抜ける。
あれこれ悩んで考えて考えて考え抜いて、色々準備しながらこの宴に何か懸けるような気持ちでいたことも。

そうこうしている間にも、彼はアイドルに「おにーちゃん☆」とか言われて喜b・・・、


また、シャットダウン。



かつてこんなに予想外な展開に直面したことがあっただろうか。
あったかも知れない、ないかも知れない、しかし無意識に呟いた言葉を思い出して考えるに、無いことも無かった。

※本筋と無関係なのであぶりだし

「あったかも知れない、わね、そうか、あった」

3年前の星屑の宴。の、もう少し前。

茶飲み友達程度に親しくしていた男が、突然、金の指輪を贈ってきた時だ。
想いを告げられるでもなく指輪の収集癖があったわけでもない自分が、酷く動揺したのを憶えている。

今の今まですっかり忘れていたが。

あの時の自分はどんな反応をしたのだったか。

少なくともたっぷり3秒間くらいは刻が止まったな、とか
ただの友人同士のプレゼント交換かと咄嗟に捉えた自分は阿呆だったな、とか
3秒後に訪れた怒涛の疑問符の嵐の処理が大変だったな、とか
運悪く直後にお節介な姉がやってきて大変な目に遭ったな、とか
物凄く不機嫌になり無言になりいつにも増して不愛想になっていたな、とか

思い出せば恐ろしい日々だった。
刹那的すぎて。

ただあの時は、あらゆるものが冷めるのではなく、熱くなるような感覚だった気がする。
不味いなと思ったのは同じかも知れないがベクトルが違う。


あれこれと思いめぐらせてから、

「うわぁ」

漏れ出た一言を合図に、ソファに崩れ落ちた。

どうしよう。
どうすればいい。

ノリの良い彼のことだ、楽しくやっているならそれを阻むのは己の我儘と言うもので。
楽しく過ごしているなら干渉はすまいと決めてこれまでやってきた。
それでこれまでそれなりに上手くやってきた。

どうして今更上手くいかない状況になる。
何を恨めばいい。

「間違っていたって、言うの」

あの薔薇を咲かせるための日々が。

どれだけ涙を飲んだと思っている、
どれだけ挫折を味わったと思っている、
諦めかけたその先に射した光が、どれほど輝いて見えたのか知らないだろう。

それでも何事も無かったように宴のフィナーレで、笑顔で渡せるものならば。
笑顔で渡せるものならば。

笑顔で渡したその後は、


あの部屋に薔薇が飾られるのか。
あの薔薇がアイドルグッズに埋まるのか。


「・・・・・・」




絶 対 嫌 だ

冷めていく感情に歯止めをかけないと、全てを投げ出したくなってしまう。
何もかもどうでも良くなって、薔薇もダンスも彼すらも、綺麗さっぱり捨ててしまう気すらする。

あの場あの宴で衝動的な振る舞いをすれば、取り返しがつかない。
多くの人々の想いが溢れる場で勝手なことなどして、わずかな影響も与えてはならない。

「ダメだわ此処に居たら。
 どこか、どこか・・・」

こんな時こそたまには真面目に仕事じゃないかと思い立ち、
帰宅して30分も経たないうちに取るものとりあえず、何かに追い立てられるように玄関に向かった。

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